Sunday, September 10, 2006

ファースト・フードからファースト・シャワー

今日はロサンゼレスタイムズ紙のKimi Yoshino記者がリポートをするあまりロハスでない話題を一つ。ヨシノ記者は、面白い傾向に注目してリポートをしてくれている。内容は、アメリカの高級ホテルが改装をする際に、浴槽のあるバスからより高級なシャワーだけに絞ったバスルームに転換をしていると云う。アメリカのホテル宿泊客が、浴槽につかって「風呂」に入るのではなく、より速い時間でシャワーで済ましてしまっていると云う傾向が強くなっているからだと云う。

その理由の最大手は、もちろんバスタブにお湯がたまる時間さえ惜しいのだろう。速く簡便に済ませたい気持ちからシャワーになっているのが事実のようだ。ただし、その他の理由としては、バスタブをどのように掃除したのかも分からなく、他人と共有する空間では、バスタブに入りたくないと云う衛生的な側面の理由もあるようだ。記事には書いていないがホテル側にしたって、バスタブの掃除は時間がかかりコスト高になっていると云う理由も考えられよう。

この写真は、LATの写真(Glenn Koenig撮影)だがビバリーヒルズのヒルトンホテルのシャワーのようだ。写真に写っているのはHilton President Matthew Hart氏。高級ビジネスホテルでのバスタブの利用が減っている一方で、ヒーリングの里のようなところの湯船につかった安らぎを得ているところもある。そちらはロハス的であり、今後もリポートをするつもりでいるが、シャワーだけで済ましてしまう点には少し寂しい気がする。

ファーストフードと同じであり、時間を節約するために短時間で何でもかんでも済ましてしまうやり方には抵抗を感じる。この時間に迫られて生活しているところがあるからこそ、アメリカのロハスニーズも高まったと云えるのだろうか?どうもそのような感じがしてならない。このシャワーはKohler社の上級シャワーユニットだが、もうこうなると、シャワーで身体をきれいにすると云うことを超えてしまい、滝にうたれて修行をする行者のようなものだ。The BodySpa eight-jet towerはヒーリングやマッサージをするためのような機能も付け加わっていると思う。資源とカネをかけないでやれるやり方があれば最高だろう。日本的なお風呂の入り方のように、風呂桶の水を取り替えないで水資源を大事にしていく姿勢は今後重要になろう。ロハスのメッカであるボールダーで日本的なお風呂屋さんあるいはソーラーエナジーなどで温泉事業を展開したら、すごい繁盛をすると思うのだが誰かやりたい人はいないだろうか?それだったらお手伝いは喜んでするつもりはある。

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