Friday, June 06, 2014

In God We Trust (我らは神を信じる)ー信仰での複合化の動き

最後のブログを掲出してからかれこれ3年が過ぎた。その間に多くの方から、ロハスはどうなったのか、もう終焉したのか、これから何がライフスタイルのトレンドになるのかなどと問い合わせなどを受けてきた。ボールダーはライフスタイル・トレンド発祥の震源地の一つなので、これまで長く月刊誌ソトコトや当ブログで連載をしていたので聞かれても当然のことだったと思う。書く内容がなくなったのではなく、少し充電をしていただけなので、再び書くきっかけを探していたに過ぎない。

そんな中で、たまたま先月日本のある雑誌社のウェブ編集長がボールダーを訪れ、天皇陛下や橋本前総理大臣が食事をされたボールダーの高台にあるフラッグスタッフ・ハウスという高級レストランで会食する機会を得た。帰国された編集長からメールをもらい、同誌にブログを書かないかということだったので、メールのやり取りを行い、引き受けることにした。同誌のウェブとこのサイトで平行して掲載することにした。新規ブログについては、ロハスの源流から始まり、今後のロハスに触れていきたい。

今日のブログは単発的なものとして掲出する。私は特定の宗教の信者ではないが、政教分離と言っても、アメリカでは通貨(紙幣とコイン)にIn God We Trust (我は神を信じる)と印刷あるいは刻み込まれているし、大統領や政治家の重要なスピーチのまとめには必ずと言っていいほどGlod Bless America(アメリカに神の御加護がありますように)で締めくくる。

ワシントンポスト紙のReid Wilson記者が、6月4日付けで書いた記事によると、アメリカの宗教別の人口は、キリスト教徒が人口全体の4分の3以上になるという。そうしてその内で半分以上がプロテスタント派に所属し、23%がカソリック、モルモンは2%という数字が出ている。

アメリカはキリスト教が主流であること自体さしてニュースにならないだろうが、10年毎の国勢調査で、キリスト教に次ぐ、州別、郡別宗教信者はどのようなものであるのかまとめたチャートによると相当驚く数値が出てくる。アメリカの西部地帯は、キリスト教徒に次いで、仏教徒が顔を出すし、中西部や南部ではイスラム教徒が目立つ。北東部中心にはユダヤ教の人が集積している。アリゾナ州やデラウェア州ではヒンズー教徒が多いし、サウスカロライナ州では、世界のすべての宗教は同根とするバハイ教の信徒が多いらしい。
同記事のリンクを見ていただくと、郡ごとの主力宗派なども出ているが、アメリカを理解する上で宗教という要素を加えて見ていくと面白い結果が出てくる。これを見たから何かの結論が出るということではないが、ロハス指向が強いところと仏教の信徒が多いところと少しマッチングしている気がしてならない。ブログを再開するにあたり、仏教徒のインパクトなど、その辺りについても触れていきたい。(June 6, 2014)

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