Wednesday, June 21, 2006

An Inconvenient Truth (2)

昨日ゴーアさんの映画を見てきた。100分の映画だが、大統領選に敗れたゴーアさんが、政治の世界を離れ、自分の新しい使命としていかに地球が温暖化しているのかを地球の人々に知らしめ、警告し、諸行動の軌道修正を提案している映画だった。映画の中で彼がプレゼンターとしていろいろな会場で講演したものを見事に繋ぎ合わせて、一つのストーリーにしている。

ゴーアさんは非常に説得力ある方式で、ここままいけば地球が取り返しがつかない方向へ行っていることを、科学的に説明をしており、その地道な活動は、これまでで1000回以上の講演につながっているようだ。アメリカはもとより、ヨーロッパやアジアなどにも行っているようだから、環境問題の伝道師のように使命感に燃えて活躍されている。政治家としてこのような行動力のある人が欲しいところであり、彼が大統領になっていれば、ブッシュ大統領のように、巨大エネルギー産業に有利なような状況は少なかったはずだ。

ゴーアさんの理屈がアメリカ人に理解されるかどうか分からないが、少なくともアメリカの温室効果ガス発生の責任を問い、アメリカ人にライフスタイルの是正を大きく訴えかけていることは、これまでの自分たちさえ良ければ後はどうでも構わないと云う姿勢から大きく変わっている。ゴーアさんは、現代の知恵を結集すれば、温室ガス効果の発生を抑えられるとまとめている。そうしてその警告の中にも、希望を持たせるところに、彼がいかに地球温暖化を止めようとしているのか、その使命感に圧倒される。

この映画を見た感想は、自分だけで見て終わらせるのでなく、より多くの人々にもこの問題を理解させ、エネルギーの利用についての再考を促す大きなきっかけになって欲しい。映画に付随して、活動の一環として、温暖化を抑制するための活動提案がされている。そうしてそれらを宣伝するために、次のようなウェブサイトも作られている。是非多くの人々にサイトを見てもらい、映画を宣伝普及をさせて、この問題をクローズアップさせよう。

http://www.climatecrisis.net

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