今日は食品のことを少し書いてみたい。しかし、内容があまりにも専門的なので、深く立ち入れないので、表面的な記述になることをお許しいただきたい。
アメリカの厚生省の食品の添加物の許認可をしている食品医薬品局(FDA)は、リステリア菌(Listeria monocytogenes bacterium)を中心に殺菌するウィールスを肉やソーセージなどの加工時に噴霧しても良いと云う判断を下したようだ。これによって年間2500人くらい発病をして、その内500人くらいが死亡をするリステリア菌による感染病患者を救うことができるのだそうだ。
バクテリオ•ファージ(原核生物を宿主とするウイルスのこと)の研究を行い、今回の許認可の対象になったウィールス培養のメーカーは米国の東海岸にあるIntralytixと云う企業だ。FDAは、今回の許認可に関して、人体への影響が全くないと断言をしている。かなりのテストも行った上での結論だと思うが、何となく食品業界の都合を聞き入れて行った判断と云う気がしてならない。
確かに、リステリア病原菌をころす安全なウィールスであったとしても、普段の食品加工のプロセス上の衛生状態をどのように管理するとか、保存が効くとなると多少鮮度が悪いものでも活用しようという不届きなところが出てきてもおかしくない。良く知られているように、食肉については、あたかも鮮度が高いように、肉が新鮮に見えるための染料が使われたりする世の中だ。実際の保存が効くとなると、どのように使われるのかの方が心配になる。このあたりの政府の管理行政がどのように行われるのか、ちょっと不安な面も感じざるを得ない。
ネガティブな面ばかりに目を向けたくないが、Intralytix社の幹部を見ていると、かなり素晴らしい経歴の人たちが集まっているが、それが食品会社に下りてきたときの対策が見えないところに、われわれ市民が自己責任でより強く守っていかないといけない気がしてならない。
http://www.intralytix.com/principals.htm
No comments:
Post a Comment