Tuesday, August 01, 2006

1500単語の英語放送

今日はロハスに関するテーマから少し離れてみよう。

英語圏で仕事や生活をして、長い年月が経過したが、英語の多様性、新規性、変動制に直面すると、この言語をマスターするのがいかに難しいか私個人も実感している。日米の橋渡しをして多くのことをしてきたが、もっと多くの日本人に英語を学んで欲しいものだと思う。英語を少し分かるだけでも、旅はとても面白いものに変わることは間違いない。

昨日も日本の名古屋の人が研修でボールダーに来て、家族を連れてくるのであれば、日本人に対してどのようなサポートがあるのかとボールダー市の観光局長に問いただす場面があった。観光局長も、返答に困りきっていたが、本当に家族でボールダーの生活を短期間でエンジョイをするにしても英語ができなければ問題だと云うことが明らかだった。

日本人が多く英語の勉学で苦労をしていることに同情をせざるを得ないが、英語学校に行くにも時間がなかったり、カネも掛かったりで大変だろうと思う。筆者は、英語を学ぶ手段として、高校時代から仕事をはじめて何年経っても、米軍極東放送(FEN)を聴いて英語の発音や言い回しを練習した。短波放送は試みたのであるが、面倒で、いつでもラジオをつければ聴けた極東放送が便利だった。特にニュースを聞いたりして、日本のニュースとは違い視点でモノゴトを聴けたことを、視野を広める上でとても参考になったと記憶している。

インターネットが盛んになるにつけ多くの英語を学ぶ手段が増えてきていると思う。その中でも、今日面白い記事がニューヨークタイムズ紙に掲載されている。それによると、米国政府が海外向けに行なっている放送(Voice of America)が、44カ国語で放送をしているようだが、スペシャル英語を含めると45語か国語、の放送があるという。そのスペシャル英語とは何か、読んでみたら、放送に使う言葉を1500単語に限定をして、口語的な言い回しを減らし、単純な表現で、発音もゆっくり、はっきりとしたものを使い、放送をしているのだと云う。試しに聴いてみたら、低学年児にニュースを聞かせているようなアナウンサーの声をウェブから聞くことができた。これなら、英語の勉強をするにしても構えてすることなく、学校時代に習った単語でも聴けるようになるだろうと云うのが実感だった。

日本語は大事にしていきたいが、日本の国際化を考えるにつけ、是非とももっともっと多くの人に英語が自由に操れるようになって欲しい。少なくとも、ボールダーに来て、最少限のコミュニケーションができれば、日本のロハスがさらに深まるかも知れないと思う。Voice of Americaへのリンクはタイトルのところをクリックしたらいけるようになっているので、気楽に活用していただきたい。

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