Monday, June 12, 2006

会社人間生活から解き放たれて

今日付けボールダーの日刊紙のデイリーカメラに仕事中毒だった人が、ガンと診断されて、その後生命・生活観が変わった事例が掲載されている。そ云う私も似たような経験をしているので、この記事には共感を覚えた。

ベースリングさん(61歳)はこれまで1日で場合によっては20時間働いたり、一週間にほぼ7日かすべて働いたりした経験の持ち主。それが1998年のある日、前立腺がんと診断をされ、生きる指標が変わってしまう。当然、これまで仕事一辺倒だった生活を止め、健康的でバランスのある生活を始めたのだった。生命力を養い、家族との絆を深め、一つの人生の目標と定めたのが、昨日始まったアメリカ大陸横断のRAAM (Race Across America)への出場だ。アメリカ横断と云うと約5000キロの旅程を11日か11日半で横断を目指していると云う。昨年は二人チームで出場をしているが今年は単独横断だそうだ。毎日東京から京都までの距離を走る計算だが、まさに超人的と云えよう。

この記事を読んで感じたのは、まさにボールダーのメンタリティが出ているからである。つまり、仕事一辺倒がもたらす問題から目覚めた時、健康的なものにシフトをして行く土壌がこの街にあるということだ。あるいはそのような健康を求める人を呼び込む素晴らしさとサポート体制があることだと言えるだろう。でも、その超人ぶりにはさすがにちょっと驚かされる。レースは始まったばかり、是非ベースリングさんにやり遂げて欲しいものだ。ボールダーからエールを送ろう。

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