最近、日本へ帰る度にロハスと云う名前が広まっているのに気がつく。
企業の広告もグリーンなことを宣伝し始めている。
日本の典型的なパターンのためか、流行りだすとその勢いは凄い。
アメリカではそのようなことがなぜか起こりにくい。
企業もこれほどにロハスロハスと云うことになると、どこかでそれはロハスでないよと云うしっぺ返しを受けかねない。
グリーンウォッシュと云うレッテルを貼られ、ロハスでもないのに、あるかのごとく宣伝していることに対する反発も強くなるかもしれない。
その点、日本ではロハスは猫も杓子も使ってもなぜかそのような反応は少ない感じがする。
便乗しているとは分かっていても、日本人の方がソフトに受けているかもしれない。
あるいは自分の意見に自信がないから言わないのかもしれない。
いずれにしてもブームになっていることだけは確かだ
日本のこの集中力と云うのは、ロハスに始まったことではない。
アメリカで始まったTQCなどの品質管理手法なども、日本の方が進んでしまった。
日本では、怪しげなものもでてしまう半面、勢いが凄いので、社会現象となり、いつの間にか悪いものは自然淘汰されて行く。
アプローチの違いを感じるが、どちらが良いのかと云えば、裾野が広い日本の方が、社会改革を行なうときにはとても便利な気がしてならない。
この勢いで行くと、日本での立ち後れた有機ビジネス、ナチュラルビジネスは、アメリカのペースを凌駕するようなことにもなりかねない。そう願っている。その意味でもボールダーが、日本のロハスと大きな絆を結び、どんどん連動することが、この勢いを益々速めて行くことになろう。ライフスタイルを求めてボールダーに9年前に来たことがこのような形で動き始めていることが、何だか自分の宿命だった気もする。
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